■平成20年度 日本生物工学会技術セミナー「バイオイメージングが拓く生物工学の未来」
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DNAシークエンシング技術の飛躍的進歩により、ヒトを始めとする様々な生物種のゲノムの塩基配列が解読されつつあります。その結果、それらのゲノムからいつ、どのように分子が作られ、それらの分子が生体内でどのように働いているのか、さらにはそれらの分子がどのような機序により相互作用しているのかを解明することが次の重要な課題となっています。 一方、近年、顕微鏡技術、コンピューターによる画像解析技術、生体内・細胞内で特定の分子をセンシングする技術等の性能が急速に向上しています。これらの技術を統合的に利用する「バイオイメージング技術」は、細胞内で起こる生体分子の働きや相互作用の様子を時空間的に可視化することができる非常に魅力的な技術であります。この技術は近年目覚ましい発展を遂げており、ライフサイエンスの基礎的な領域だけでなく、医工学や生物工学の分野でも注目を集めております。 本セミナーではバイオイメージング技術が、革新的な進歩を遂げつつある現状を踏まえて、バイオイメージング技術の最新動向と今後の方向性について、この分野の第一線で精力的にご研究を進められている方々にご講演をいただき、バイオイメージング技術が拓く生物工学の将来を展望したいと思います。
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