部会長からのメッセージ



日頃よりバイオ部会の活動にご協力いただきありがとうございます。
2022年度よりバイオ部会部会長を仰せつかっている九州大学 上平でございます。
新型コロナウイルス感染症パンデミックが宣言された2020年3月以降、学会活動が制限を受けるようになり、バイオ部会活動で最も重要である部会員間の交流が思うようにできない時期が2年以上続くこととなりました。また、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻により世界が戦争に巻き込まれることの危機にも怯える状況ともなっております。
このような昨今の世情を鑑みるに、研究活動において自由や平和がかけがえのないものであることを改めて感じているところです。
ただ、こういった逆境も新しいものを生み出す機会であることも確かであり、コロナパンデミックによってオンラインミーティングが当たり前となったことで、時間と場所の制約から解放され移動による時間の無駄が解消できるようになりました(とはいっても、対面での直接的なコミュニケーションにもオンラインにはない魅力があることも事実であると思います)。
私の任期中での部会活動の目標として、まずは、状況を注視しながらコロナパンデミック前の活動状況に戻すように努力したいと考えております。また、酒井前部会長からの引継ぎ事項である、産学連携を深めていくための機会を多く提供できればと考えております。
バイオ部会は、6つの専門分科会と1つの研究会からなる500名以上の部会員で構成される、化学工学のバイオに関する広い分野の大所帯でありますが、各専門分科会代表の先生方と連携して、年会、秋季大会でのシンポジウムやインフォーマルミーティングなどの活動を通して部会員間の交流を促進し、新しいプロジェクトや研究活動のきっかけを作っていければと強く思っているところです。
最後に、皆様方のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。


バイオ部会部会長 上平 正道
(九州大学大学院工学研究院 化学工学部門)



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