バイオ技術によるバルク製品をはじめ、付加価値の高い医薬品製造などのバイオプロセスを実用化するためには分離技術が必要不可欠であることはいうまでもない。とりわけ、生物の持つ特異的な認識機能を利用した分離手法は省エネルギーと高選択性が期待できる優れた方法である。生物分離分野専門分科会は、バイオ部会会員の中で特に分離精製を中心課題とするダウンストリームプロセシングに強い関心を持つ会員から構成されている。会員は生物の持つ特異的な認識機能を利用した新しい分離手法の開発、従来の分離精製手法の高度化、遺伝子組換えタンパク質生産におけるリフォールディング操作の効率化など、バイオプロセスの実用化をめざした研究に取組んでいる。
生物分離分野専門分科会では会員間の情報交換、自己研鎖の場を提供することを目標とするとともに新たにこの分野をめざす研究者の育成を行う。
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